フランス語を勉強しないのを帰国準備のせいにしています(笑)。あと、Brevetについて。

 フランス語も日々精進しなければと、毎日フランス語の本を最低10ページ読む事、そして表現力のため日本の小説を読む事を自分に課しているのですが、もうすぐ帰国のバタバタで、ここ2,3日できていません。

 

 こういうところがダメなんでしょうね…('◇')ゞ。しかも勉強しないでブログ書いてるし。何かブログでアウトプットするの楽しくなってきたし。

 

 ところで、フランスでは今日と明日、Brevet(コレ-ジュ、つまり日本で言う中学校修了証書)の最終試験が行われています。あまり知られていないと思いますが、フランスの中学校は4年制です。小学校は5年制で日本より1年少ないです。Brevet最終試験は、4年次の年度末に行われます。フランスって、学年が降順なんです。つまり、中学校の1年次は6年生と呼ばれ、それから5,4,3と下がっていきます。なので、最終学年は3年生です。ほんと、このセンス不思議ですよね~。

 

 ネットでググってみたところ、今年度は約83万人が受験したそうです。去年は約72万人なので、大分子供増えてますよね。去年のBrevet取得率は90%近かったそうです。

 

 Brevetの制度はマクロン政権になってからいろいろ改革され、去年まで3科目だけだったのが5科目になり、配点システムも大幅に変わったとか。継続的評価と最終試験の2つのフェーズから成り、継続的評価(定期テストなど)400点、最終試験400点配点で合計800点、半分(400点)取れればBrevetが取得できます。去年までは継続的評価の配点がもっと高かったので、成績が良く、継続的評価だけで400点を超える生徒は、最終試験を受けなくともBrevetが取得できた事になりますよね。

 

 いろいろ調べてみて面白いなと思ったのが、試験科目とその配点です。400点満点で、フランス語100、数学100、あと地理歴史、科学にそれぞれ50づつ、というのはまあ分かるとして、残りの100は、歴史または芸術、あるいは年間カリキュラムで行われる多分野実践教育(EPI)のテーマに関する口述試験に当てられるという事です。いやー、さすがフランス。15歳でも、プレゼンしなきゃいけないのかー(汗)。しかも配点が大きくて、いかに口述での発表が重視されているのかが分かります。

 

 もう一つ、ちょっと仰天したのが、Brevetの取得が、高校へ入学するための必須条件ではないというものです。Conseil de classe(クラス成績会議)というものがあり、Brevetのない生徒でも、同等の実力があると評価されれば、高校への進学が許可されます。また逆に、Brevetを取得しても、クラス成績会議でこの生徒は高校に行く能力がないと判定されれば高校には行けません(すなわち留年)。要するに、クラス会議が最高決定機関なのですね~。わー怖い。息子も、3年後はこの試験を受けなければいけないので、他人事ではありません。

 

 毎年、このBrevetの時期には、フランス語試験の書き取り(ディクテ)の内容が、新聞などで話題になっています。今年はマルセル・エメのテキストだそうです。ちらっと見てみましたが、何とかいけそうで安心しました。ただ、固有名詞は絶対聞き取れないだろうなと思いました。知らないという事は辛いものですね。外国語耳ではないので、いつも苦労しています。

 

 興味のある方はこちらからどうぞ ↓

http://www.cafepedagogique.net/lexpresso/Documents/dnb18-gdictee.pdf

 

 あと、こちらのフランス文部省のサイトで新しいBrevet制度について知る事ができますよん ↓

www.education.gouv.fr

 

もうすぐ一時帰国

 今日も暑かったな~。

 

 毎年恒例の一時帰国を1週間後に控え、何だか気ぜわしくなってきました(;'∀')。とは言え、もうルーチンになってしまっているので、パッキングなど慣れてはいます。忘れてはいけないのは、クレジットカード、パスポート、お土産、パソコン、フランスの滞在許可証、JAFの運転免許の翻訳。これだけあれば、大丈夫。日本は本当に便利な国なので、何か忘れたとしても、何でも買えるからです。コンビニもあるし。コンビニって凄いです!

 

 お土産は日本では買えないので(当たり前)、ぜーったいに忘れちゃダメ。毎年、これでもか、という量を持って帰りますが(スーツケースの中はほとんどお土産)、それでも最後には足りなくなっていつも後悔します。実家は田舎なので、お土産は欠かせませんが、私はお土産文化が苦にならない派です。お土産をあげて喜んでもらうのも、自分の住んでる所の良いモノを知ってもらうのも嬉しいもんね(^▽^)/。

 

 お土産は毎年帰るためいつも同じものになってしまいますが、こればかりは仕方ないです。ここはチョコレートで有名ですが、夏の日本でチョコはあり得ないので却下。私が重宝しているのは、バスク織りのトーション、ハンドタオル、ポーチなど。素敵なデザインで、しかもすごく丈夫なので、必ず喜んでもらえます。あと、意外に喜んでもらえるのが、コンパクトサイズの写真集や画集、料理本など。フランス語なので、お洒落に見えるようです。日本でも有名な美食の街サン・セバスチャンが近いので、ピンチョスの料理本も買えます。ほんのちょっとしたお土産には、いろんな種類のハンドクリームやリップクリーム、エッセンシャルオイルをドラッグストアで、またお塩やお菓子、調味料などをスーパーで買ったりします。明日からお土産調達頑張りま~す。

 

 昔のようにホームシックになる事はないのですが、一時帰国はやっぱりとっても楽しみです。私だけでなく、旦那も息子も日本に行くのを毎回楽しみにしてくれているので、有難いです。日本に帰ると、つくづく良い国だな~と思います。便利だし、サービスも素晴らしいし。皆さん、礼儀正しいし親切だし。フランスでも最近は色んな面でサービスの改善が見られ、住みやすくはなりましたが、やっぱり日本に比べると超絶不便です。最近だと大規模な電車、飛行機のスト、日本じゃ考えられないと思います。でも、悟りの境地と言うか、住めば都と言うか、そういう不便さもほとんど気にならなくなってきました。良いのか悪いのか…。慣れって本当に怖いです。

 

 フランスに住んで一番良かったことは、日本の良さを再発見できた事かも知れません。最近はフランスも大分好きになってきたので、日本も良いしフランスも良いではないか、と言う感じで自己満足ですがお得な気分になってます。

 

フランスで家づくりーいよいよ始動

 今日も夏日で暑かったです。

 フランスで家を建てる計画、大分進みました。嬉しいです。結局一番時間がかかったのが、建築許可の取得でした。

 私たちが住む予定の村には歴史的建造物指定のお城(崩れかけてるけど…(;'∀'))があるため、景観規制があります。規制は厳しく、私たちの家の建築許可が下りるのに丸1年かかりました。1回目の申請は却下され、2度目のチャレンジでようやく許可をもらいました。 許可をもらうため、設計のいくつかの重要な部分を余儀なく変更しなければならなくなり、100%理想の家の夢は潰えてしまいました(涙)。特に屋根のデザインをモダンに平面(陸屋根)にしたかったのですが、それはダメだと言われ泣く泣く却下。普通の寄棟屋根にしろと言われ、その上瓦も、わざと古いビンテージ風のものを使うよう指定されたのですが、その瓦だって普通のものより2割高いのです。もちろん下から瓦は見えません。変更のせいで予算もかなりオーバー、私たちにとってはメリット無しです。村はごく普通の、どこでもあるような村で、特に美観を誇るわけでもなく(むしろ殺風景な感じすらする…)、見たところ家の外観もきっちり統一されている訳でもないようです。時代によって規制の中身も変わるからでしょうか。私たちの家はシンプルな木の家なので、別に景観を汚したりはしないと思うのですが…。杓子定規の規定ではなく、ケースバイケースで判断してくれればいいのになと思いますが、制度上やはり仕方がないのでしょうね。あちらに合わせなければなりません。

 職人さんはすでにリストアップして依頼済みで、先週、大工さん、石工さん、電気技師さんに集まってもらいスケジュールの調整を行いました。皆さん早めの着工の方が都合が良いとの事で、私たちの一時帰国中の7月中旬から工事が始まります。トントン拍子に話が進むので、何だか狐につままれた気分です。フランスっぽくありません(笑)。私は初めて職人さん達にお会いできましたが、皆さん、有能そうで頼もしいです。余談ですが、皆さん揃いもそろって180cm以上背があって、何故か全員メガネをかけていてインテリっぽかった~。

 壁は白で床材は木のフローリングにする事に決めています。今回、大工さんが床材の見本を持ってきてくれました。色々検討した結果、パイン材に決めました。ナラ材と迷いましたが、やっぱり決め手はお値段。それと、私がパイン材で好きじゃない理由は、節が多いからだったのですが、持ってきてくれた見本は節のないパイン材で、なかなか良く、見た目も気に入ったからです。

 という事で、いよいよもうすぐ着工です。楽しみだ~。

是枝監督の前作『三度目の殺人』を観た&France Cultureの是枝監督のインタビュー(フランス語の勉強にも良いですよ。中・上級向けです)。

カンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを受賞して以来、何かと話題の是枝監督。

かなり前ですが、その是枝さんの前作『三度目の殺人』を観てきました。フランスは日本より上映が遅いので、話題が古いですね・苦笑。しかも3か月くらい前だし。

是枝さんの映画は好きでほとんど観ています。フランスでもとても有名で、住んでいる街でも必ず上映するので、最近の作品(『そして父になる』、『海街ダイアリー』、『海よりもまだ深く』など)はフランスにいながら映画館の大スクリーンで観る事ができています。

是枝さんだけでなく、日本の映画は、概してフランスでとても人気があります。今回は上映の初日に観に行きましたが、こんな田舎でもかなりの人が観に来ていました。全然関係ないのになぜか誇らしい気持ちになり、遠い異国の日本の文化に興味を持ってくれるフランス人がこんなにいるんだ、と嬉しい気持ちになりました。

法廷という非日常の場所が舞台で、今までの是枝さんの映画のカラーとはちょっと違って面白かったです。有名どころの俳優さんばかり揃っていたので、ここフランスでそういう方々のお顔を見れただけでも大満足。特に福山さん、あんなに格好いいアラフィフがいて良いのでしょうか(゚Д゚;)。フランス人から見ても絶対にイケメンだと思いますし、50歳手前だとはだれも信じないでしょう。役所さんは是枝監督の映画に出演するのは初めてだったそうですが、やはり迫力がありました。広瀬すずちゃんは、演技が上手で可愛くて、欠点がないですね。

もう1年以上前になりますが、France Culture というラジオ局のある番組の日本特集で、一連のインタビューの中、是枝さんへのインタビューも聞きました。とても興味深かったです。というのは、その生い立ちの事です。

是枝さんのお父上は、彼の映画で阿部寛さんが演じるような父親そのものだったそうです。仕事は一応されていたものの、貰った給料をその晩に全て使い切ってしまうような方だったので、給料日には、ちゃんとお給料を持って帰ってくれるだろうかと、いつも家族みんなでヒヤヒヤしながら帰りを待ちわびていたとか。あんな穏やかな映画を作られる方(テーマは重いですが)が、そういう子供時代を送っていたという事にビックリしました。言わずもがな、子供時代のこの思い出が、映画を作る際のインスピレーションの源になっているのでしょうし、だから家族がテーマの作品が多いのだなと、このインタビューを聞いたとき納得でした。よもすればトラウマにもなってしまいそうな思い出でも、才能があれば、芸術作品にまで昇華させていけるのだ、と感心した事を思い出しました。 

フランス語を勉強している人には、良い教材になると思いますので、下にリンクを貼っておきます。レベルはB2以上の中・上級者向けです。私も何回もインタビューを聞いて、通訳さんのシャドウイング(聞いた文を、すこし間を置いて声に出して繰り返す)をしていました。是枝さんの通訳さんが素晴らしいです。私は映画が好きなので、フランス語の勉強の教材にしました。語学の勉強は、興味のあるものを教材にすると理解が深まるとつくづく思います(例えば料理が好きなら料理本で勉強するとか、サッカーが好きならサッカー雑誌を読むなど)。知りたいと思いますからね。

今回の『万引き家族』も、こちらで観られるのが楽しみです。日本ではかなり話題になったらしいこのタイトル、フランス語では、《Une affaire de famille(家族のこと、問題、仕事といった感じ。une affaireをどう訳すかが難しいですね)》というタイトルになり「万引き」という語は使われていません。映画はまだ観ていないですが、このフランス語のタイトルはなかなか良いなと思いました。

www.franceculture.fr

やっと晴れましたーサン・ジャン・ド・リュズ

また長い間ブログを放置してしまいました…。

 書きたい事は沢山あるのに、時間も作ろうと思えば作れるのに…。反省。

 さて、バスクはここ1か月以上の長雨で、鬱々としたお天気が続いていましたが(しかも洪水などの被害にあった地域もあり大変な思いをされた方も沢山いらっしゃいます)、先週あたりからやっと、いつものこの季節のバスクに戻りつつあります。週末は久しぶりの快晴で、少し足を伸ばしてサン・ジャン・ド・リュズまで散歩に出かけました。

f:id:Zirimiri03:20180622050504j:plain

ビーチにはすでに水着姿で寝そべっている海水浴客が沢山。本当に日本の梅雨のような長雨が続いたので、皆晴れを待ち望んでいたはずです。気温も30℃近くだったかもしれません。夏の観光シーズンが始まりましたね。

f:id:Zirimiri03:20180622050543j:plain

f:id:Zirimiri03:20180622050550j:plain

先日、大変な思いをして登ったリューヌ山も、綺麗に見えました。前の塔は、バスクの灯台です。ユニークなデザインですよね。

f:id:Zirimiri03:20180622050625j:plain

可愛かったのでパチリ。

f:id:Zirimiri03:20180622050641j:plain

サン・ジャン・ド・リュズの港です。11世紀ごろは捕鯨もしていたようで、何だか日本に似ていますよね。今はアンチョビやメルルーサ漁が盛んとか。16,17世紀には、私掠船の海賊たちがサン・ジャン・ド・リュズの港を起点に大活躍したそうです。

f:id:Zirimiri03:20180622050645j:plain

下の標識は、通りの名前ですが、Mademoiselle ECHETO(マドモアゼル エチェト)という方の名が通りに冠されています。18世紀、公立小学校で初の女性教師になった方のようです(この街で、という事かな)。ECHETOは、バスクでは非常にポピュラーな苗字で、「小さな家」という意味だそう。ちなみに上の標識は、レストラン『Chez Pablo』の案内板。地元民にも観光客にも人気の、美味しい庶民派レストランです。

 

夏のバカンスが始まると、人が多すぎて近づけませんから、今のうちに行っておいて良かったです。気持ちの良い初夏の1日でした。

大阪北部地震はフランスでも報道されていました。被害に遭われた皆さまには心よりお見舞い申し上げます。