#10 フランス映画の美しいあの人 (フランス語のお勉強もね!)

 中学校の時、初めてジャンヌ・モロー主演の「死刑台のエレベーター(Ascenseur pour l'échafaud)」を観た時は衝撃を受けました。ジャンヌ・モローの大人の女性の美しさや白黒で見るパリの美しい景色、そしてマイルス・デイヴィスの音楽、全てに魅せられてしまい、その後何度観たことか!なぜ、不倫の果てに殺人の罪を犯してしまうカップルを描いた映画に、田舎の中学生の私が惹かれてしまったのか分かりません(笑)が、とにかく格好良くて痺れてしまったのです。

 当時30歳の映画の中のジャンヌ・モローの美しさは半端じゃなかった。15年ほど前、日本で偶然お目にかかった事があります。当時70歳を超えていたと思いますが、変わらず美しかった。映画ではあんなに存在感があるのに、実際は小柄でほっそりした可憐な方でした。あの時に勇気がなくて声をかけられなかったのをとても後悔しています。残念ながら昨年鬼籍に入ってしまわれました。

 

 もし話しかけられていたら、あの美しい眼で私を見つめてくれただろうか?

 

 


Ascenseur pour L'échafaud - Bande-annonce

 

フランス語をお勉強してる方には、とても良い聞き取りの教材です。

初級者~中級者向き。

 

女:Je t'aime, je t'aime...  愛してる、愛してるわ…。

男:Si je n'entendais pas ta voix, je serais perdu dans un pays de silence. 

君の声が聞けないとしたら、ぼくは沈黙の国ですっかり迷子になっていただろう。

女:Je t'attends, je n'attends que toi. あなたを待っているわ、あなただけを。

女:Vous n'avez pas vu M. Tavernier ce soir ?

今夜はタベルニエさんを見かけなかったかしら?

ボーイ:Non, madame. いいえ、マダム。

刑事:Nous recherchons Julien Tavernier, accusé d'avoir tué ce matin à 4 heures. 今朝4時に殺人を犯した罪で告発されているジュリアン・タベルニエを探しています。

女:Tu sais que je serai là.  いつもの場所で待っているわ。