バスク日々の泡

フランスバスクでの日々の暮らしもろもろ

異文化のフランスでストレスを溜めないために

 もう週末になりました。

 

 下の写真は月曜のビアリッツ。暑かった!30度超えました。旦那とお茶をしに行きましたが、もわっとして、うわっとなりました。グランド・プラージュには海水浴客がちょうどいい感じに散らばっていました。みんな夏の終わりを惜しみつつ、楽しんでいます。週初めだけど、結構人がいます。まだバカンスの方がたくさんいらっしゃるんですね。

 

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 ここのところ最大の懸念だったガス給湯器の年1回の点検証明をついにゲットしました。

 

 我が家は賃貸です。年に一回、借りているアパートのガス給湯器の点検証明を、不動産屋さんに提出する義務があります。

 

 なので、まず9月あたまに点検に来てもらいました。点検終了時、作業員の方に、証明はメールで送るからメールアドレスを教えてくれと言われ、アドレスを口頭で教えました。さらに彼のPCの画面で、アドレスが正しいか確認しました。

 

 余談ですが、名前やメルアドの綴りを口頭で伝える時、きちんと聞き取ってもらえず最初の頃は苦労しました。特にアルファベットの ”e”と ”u”の発音の区別は難しいと思います。また、”eu"と"ou"の含まれる単語も難しく、私は ”deux euros(2ユーロ)と douze euros(12ユーロ)が、恥ずかしながらいまだ聞き分けられずに文脈で理解しています。今日も皮膚科のお医者さんに小切手を切るときに、名前の綴りを言ってもらったら、”e”と”u”を間違えましたね(;'∀')。

 

 閑話休題。フランスでは、物事はそんなに早く進まないことは分かっているので、寛大な心でメールを待ちます。

 

 1週間経過、連絡なし。さすがに心配に。メルアド、確認したけど・・・?

 

 次の日、恐る恐る電話してみます。かくかくしかじか、と電話に出た事務の女性に説明。

 

 事務の女性:あーはいはい、確認してみますね。あら、ほんとだ、まだ証明書送られてないようですね。ごめんなさいね(一応謝ってくれる)。処理しておきますので。

 

 私:あのー、今日送っていただけますか?

 

 事務の女性:ええ、間違いなくやっておきます。

 

 3日後。メール届かず。メルアド間違ってないし。その日にやっておくって言ってくれたけど、3日経ってますよね・・・。

 

 さらに2日待つ。メール届かず。代わりに不動産屋さんから、早く証明書送ってくれとの催促の手紙。

 

 さすがにもう一度電話しなきゃ。

 

 私:マダム・・・ですが、

 

 事務の女性:あーあの点検証明の!(覚えてるし)そういえば、送ってなかったかしら?ごめんなさいね(また謝ってくれる)。ちょっと確認してみます。あー、送られてない!いますぐやるわ。

 

 私:(あたかもメールは書いたけど送信を忘れていたかのような口ぶりだったので)じゃあ、今から送って下さいますか?

 

 事務の女性:ええ、12時までに届かなければまたご連絡ください。

 

 その時11時15分ごろでした。メールを受信したのはその30分後・・・。まあ細かいことはいいや、と中身を確認すると、点検しましたよ~、という2行程度の文章のみ。なぜにそんなに時間がかかったのだろう・・・。それに、会社のハンコが押していないけど、いいんだろうか。

 

 一応フランス人の旦那に聞いてみると、「ハンコー?良いんじゃない別に。」と完全に他人事のお返事だった。その時ちょうど私の携帯に電話が。出てみると、その秘書の方でした。

 

 事務の女性:申し訳ありません、マダム。証明書にハンコを押し忘れていました。

 

 やっぱり!?( ´∀` )

 

 その後無事にハンコ入りの証明が届き、不動産屋さんにメールで送付。

 

 こういう風に理不尽に待たされる状況って、ほんとストレスです。私は小心者なので、以前はこういう時は自分を責めてました。私のフランス語が分かりにくかったからだろうか、説明が足りなかったからだろうか、とか。だって、日本だったら考えられないメンタリティですよね。すぐやります、と言いながらの10日間放置とか。

 

  でも、フランスでこういう経験を重ねていくうちに、向こうの態度は自分のせいでは1㎜もないことがつくづく分かってきます。そう、相手の問題(仕事の遅さ、またはメンタリティの違い)なので、こちらではどうしようもないのです。

 

 こういう場合、もし私が強めの口調で、「早く点検証明を送ってほしい。」と言ったなら、彼女はもっと早く対応したかもしれません。でも、気の小さい私には、催促をすることがすごくストレス。なので、そのままのんびり待ちます。最終的には何とかなります。 

 

 フランスに来て最初のころは、日本では考えられないような、こんな経験をした時には精神的にすごく応えました。が、今ではあまり考えこまず、のんびりと構えて待つのが当たり前になってきました(注:相手の対応にあからさまに悪意が含まれている場合は、もちろんこの限りではありません!)滞在が長くなり、コネクションも自然とできて、ストレスも避けられるようになってきました。ただ、今回のように、避けられないこともやはりありますが・・・。

 

 


 大変遅ればせながら、台風21号、および北海道の大地震で犠牲になられた方、被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。台風21号による関空の被害、衝撃的でした。いつもはるかで通る橋が壊れているんだもの・・・。ちょうどその頃知り合いが日本に行く予定でしたが、関空利用だったのでキャンセルしたそうです。以前ニュースで21日には全面開港と出ていましたが、そんなに早く復旧できるなんて現場の人の血の滲むような努力があってこそなのでしょう。日本の自然って本当に厳しいですね・・・。今もつらい状況の中耐えてらっしゃる方がたくさんいることだと思います。できるだけ早く日常の生活に戻られるよう、お祈り申し上げます。 

 

 さらに、樹木希林さんの訃報にとてもショックを受けました。是枝監督の作品では欠かせない女優さんでした。あの素晴らしい演技をもう観ることができないのですね・・・。ご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

フランスバスクに来たらぜひ足を運んでほしいアルカングの一軒家レストラン L'Atelier de Gaztelur(ラトリエ・ド・ガステリュール)

  先日、陽射しは強かったけどいい風が吹く日に、日本からのゲストと一緒に、ビアリッツからほど近いアルカングにある素敵な一軒家レストラン、L'Atelier de Gaztelur(ラトリエ・ド・ガステリュール)に行きました。

 

 今年度ミシュランで星一つ獲得の人気レストランです。このお店は以前はビアリッツにあり、すでに星付きのレストランだったようですが、移転すると、星はまた取り直さなければならないようですね。

 

 わーい、レストランは久しぶり!

 

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 駐車場からレストランに入ります。上から、レストラン、花屋、ブロカントの案内板が。これらはぜんぶひとつの建物の中にあります。竹が植わっていて、エキゾチックな感じ。ここから入っていくと・・・。

 

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  じゃーん。ものすごーく大きな田舎の一軒家があらわれます。15世紀初頭に建てられた当時は、領主のお屋敷だったそう。歴史があります。お屋敷の名は、Gaztelur。バスク語で、『水上の家』という意味だそうです。すてき。

 

 中に入ると、全然雰囲気がちがいます。ものすごーく、コンテンポラリーでファンタジーです(何言っているの?)。お洒落です。レストランは、室内と温室に分かれていて、私たちは温室に通されました。12時半過ぎに行きましたが、ほぼ満席でした。

 

 温室のテーブルはゆったりした配置で、お隣を気にせずにゆっくり食べられます。ビードロみたいな、レトロな感じの照明が美しい。レストランの中や外観の写真は、ぜひレストランWEBサイトのフォトギャラリー(Galerie Photos)でご覧になっていただきたい。とっても素敵ですよ☆。

 

  みんな揃ってランチメニューに。ワインなしで38ユーロ、ワイン込みで54ユーロで、アントレ、メイン、デザートは2種類から選べます。コーヒーとお茶菓子付きの、かなりお得なメニューです。火曜から土曜までの限定メニューですが、テーブルの全員がこのメニューを注文するという条件があります。

 

 グルメ&グルマンなお方には、もちろんもっと本格的、かつボリューミーなコースもございましてよ。

 

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 これはアミューズ・ブーシュ。アプリコットとキウイとトマト、クマツヅラ(Verveine)のシャーベットとモッツアレラのムース、だった気がする。おいしゅうございました。

 

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 前菜(アントレ)は、鯛のセビーチェとフェンネルと・・・ごめんなさい、忘れました(;'∀')。鯛のセビーチェは、薄味でとっても上品で、香りの強いフェンネルとよく合っていました。フェンネルは好きで家でもよく食べます。この間行ったレストランではチョコレートのデザートに使われていて、なるほど~こういう使い方もあるのか、と感心しました。意外と合っていました。フェンネルには、整腸作用があるみたい。

 

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 プラ(メイン)は、鶏肉とカマルグ米のリゾット。普段はめったに食べないカマルグ米ですが、リゾットにすると滋味に富んで美味しいですね、パサパサしない。鶏肉は、鶏ハムみたいでしっとりしてました。ムースの原料は失念しました。さっぱりして食べやすく、あっという間に完食。

 

 

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 一番美味しかったのがこのデセール(デザート)。グランマニエのスフレです。最後にサービスの人がオレンジのシャーベットをスフレの中に盛り付けてくれました。熱々のスフレにシャーベットなんて、似合いすぎです♡。幸せ。

 

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 最後まで手を抜かない、見よ、この美しい一口菓子のプレートを!

 

 ちなみに食後にコーヒーと供される小さなお菓子のことを、フランス語でミニャルディーズ(Mignardise)と呼びます。 

 

 料理ごとにお皿もガラッと変えて、盛り付けも綺麗で、なんか、おもてなし感が凄いです。テーブルのセッティングや飾られているお花など、全てが行き届いてる感じ。サービスは、料理人の格好をした若い男女が担当していて、初々しい感じがとても好感が持てました。


 ワインは、お友達がサンセールを選んでいました。残念ながら私はアルコールが苦手で、当然ワインも飲めません。フランスにいるのに勿体ないとよく言われます。

 

 お隣の大きなテーブルは何と3世代の大所帯で来ていました。そこの7歳くらいの男の子がうちの息子に懐いてくれ、息子は彼とお庭でずっと遊んでいました。

 

 サイクリングの途中で寄った人もいたらしく、レストランの入り口に自転車が置かれていました。観光シーズンなので、外国人の方もたくさんおられました。

 

 美味しいお料理を素敵な空間で味わいながら、昔話に花が咲き、本当に良い時間が過ごせました。

 

 という訳で、ラトリエ・ド・ガステリュール、お勧めします☆。トリップアドバイザーを見たら、量が少ないという評価もありました。が、日本人には丁度よい気がします。ビアリッツから10分ほどの、アルカングという所にあります。

 

 

L'Atelier de Gaztelur (ラトリエ・ド・ガステリュール)

営業時間:昼12h00~13h30、夜19h30~22h00

定休日:日、月曜日

住所:chemin de Gastelhur, 64200 Arcangues, France

電話 : +33559230406

WEBサイト: : Gaztelur | Accueil | Bienvenue à Gaztelur

 (サイトのフォトギャラリーで、レストランの素敵な写真を見ることができます)

フランスの公立中学校-新年度が始まりました

 

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バスクの海の夕暮れ

 長かった夏休みがやっと明けて、フランスの学校では、今週から新年度が始まります。息子の中学校も月曜から学校が始まりました。中学校2年生、フランスでは5年生になりました。

 

 初日は1年生だけ午前から始まり、その他の学年は午後2時からの登校。日本のように、始業式や終業式、卒業式などのイベントはなく、淡々としています。

 

 同じ時間に、多目的ホールで父兄説明会もあったので、ちょっと面倒くさかったけど行って参りました。

 

 去年も当日に父兄会があり、1年目ということで父兄の方も沢山来ていましたが、今年は2,3年生の父兄だけの集まりで、100人強ほどが来ていました。生徒は400人ほどいるのでそんなに多くありませんが、平日なのでこれでも大したものだと思います。

 

 大好きな校長先生のお話が40分ほど続きましたが、ユーモアがあるので退屈しません。お話の最後には父兄から大きな拍手が出たほどです。今年もとっても良い印象を持ち、ここに息子を入れて良かったと改めて思いました。

 

 校長先生のお話を、忘れないようにまとめておきます。

  • 携帯電話の使用は禁止。今年8月に、マクロン政権で学校での携帯電話の使用禁止に関する法律が決まったばかりです。この学校では以前から禁止されていましたが、今年からさらに厳しくなります。携帯電話自体は、共働きの多いフランスでは大事な連絡手段ですから持っていても良いのですが、学校の門をくぐったら電源を切り、カバンの中に入れる。電源が付いていたり、使用しているのを発見次第没収です。没収した携帯は、7日間学校で保管して、7日後に父兄が取りに来なければなりません。
  • 毎年話題になりますが、カバンが重いことに対する対処。電子教科書にする、ロッカーを用意するなどの対策法が検討されてきましたが、残念ながら今年も見送り。比較的治安の良いこの地方さえ、学校荒らしなどの被害は存在するので、ロッカー設置の決定も簡単ではありません。
  • 授業時間外での補習や活動のお知らせ:お昼13h00~14h00または17h00~18h00に宿題を学校で出来る時間を設置(監視者付き)。また、2年生対象に科学アトリエ開設の予定。興味のある生徒大歓迎。
  • もし子供が、急にふさぎこみがちになったり、怒りっぽくなったりなどの急な態度の変化を感じたら、出来るだけ早めに学校に相談してほしいとのこと。早めの対策が肝心、一緒に考えていきたいとおっしゃってました。
  • 学校や自分をはじめとする教職員を信頼し、何でも相談してほしいとのこと。私たちは、あなたから預かったあなたの子供をサポートするためにここにいる、そのためにこの仕事を選んだ、という校長先生のお話に、ベタだけど、じーんときました。泣かせるなよ。
  • 今年、運動場や設備の大幅な景観整備を行う予定とか。そう、建物は歴史遺産指定の19世紀に建てられたすごく素敵なものなのですが、運動場やその周りがなんだかな~、だったので(ぺんぺん草が生えてる感じ?)、この知らせを聞けて嬉しかったです。
  • 学校の授業でオプションでラグビー、ボートを選択した子供たちは、スポーツ医の診断書の提出が必須。

 これくらいですかね~。ショックだったのが、校長先生は来年転任が決まっているそうで、来年度には学校を去られてしまうのです・・・。公立の学校では、校長先生は9年を越えて在任できないんだそうで、今年が9年目にあたるとか。ここまで良い先生はなかなかいないと思うので、とっても残念です・・・。

 

 今年も1年間、息子が学校生活を楽しんでくれますよう。そして、ちゃんとお勉強も頑張ってくれますよう(笑)。ボートもがんばれ~。

 

突然辞任した環境相二コラ・ユロ(Nicolas Hulot)氏と、フランス映画の名作『ぼくの伯父さん』の意外なつながり

 今週は驚いたニュースが二つありました。

 

 『ちびまる子ちゃん』の作者、さくらももこさんが、53歳で夭逝されてしまったこと。『ちびまる子ちゃん』のアニメの、温かいのに(まる子ちゃんと、たまちゃんおじいちゃんとの関係とか)、たまにすごくとげとげな(お母さんやお姉さんとのやり取りとか)ところが面白くて、子供じゃないけど良く観ていました。ご冥福をお祈り申し上げます。素敵な作品を有難うございました。

 

 

 もう一つは、マクロン政権で環境相(正確には環境連帯移行相)を務めていた二コラ・ユロ氏が、突然辞任したことです。ラジオFrance Inter のインタビューでの、突然の辞意表明。事前に誰にも知らせていなかったそうで、ちょっとセンセーショナルですよね。インタビューの抜粋をラジオで聞きましたが、「(私が閣内にいるから)マクロン政権はきちんと環境問題に向き合っている、という幻想を国民に与えたくない。だから辞める。」みたいなことを言っていましたね。マクロン大統領は、「自由な人間である、ユロ氏の個人的な決断を尊重する」とコメント。恨み言を言わないのは偉いなと思いましたが、「当政権は、ユロ氏の在任中の15か月で多くの課題を解決している。」と弁解口調。人気者のユロ氏が内閣から抜けたら、やっぱり打撃は大きいだろうな。後任選びも大変そう・・・。

 

 政治にはうといのですが、このニュースには関心があったので、ラジオを注意深く聞きました。

 

 ユロ氏は、長年続いたTVドキュメンタリー番組『ウシュアイア(Ushuaïa)』のプロデューサー兼リポーターで知られ、フランスではとても人気があります。『ウシュアイア』は、世界中の秘境や絶景、ユニークな、または過酷な環境の中で暮らす人々や動物などを紹介するドキュメンタリーで、すごく面白いんです。息子はリアルタイムでは観たことはないのですが、DVDを全部持っています。

 

 というわけで、多くのフランス人と同じく、私たちもユロ氏が大好きなのです。

 

 その上、家族みんながお気に入りの映画、ジャック・タチ監督の『ぼくの伯父さん』の主人公ユロ伯父さんのモデルが、何と二コラ・ユロ氏のおじい様だと知り、さらに高感度がアップ。タチ監督の住んでいたアパートのある建物を設計したのが、ユロ氏のおじい様だったそうです。

 

ぼくの伯父さん [DVD]

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 1958年製作のこの映画、ほとんどセリフがありません。登場人物、特にユロ氏の仕草がユーモラスで、子供にもわかる面白さです。息子も幼稚園のころにしょっちゅう観ていました。私といえば、フランスに一番かぶれていた(;'∀')大学生の時期に、初めてこの映画を観て以来のファンです。

 

 ストーリーは、ざっくりいうと、裕福な両親との生活にちょっと息苦しさを感じている男の子と、自由に生きる彼の伯父さんとの温かい交流物語という感じです(これだけに還元できない逸話もたくさん)。庶民的な街の様子や、モダンな両親の家や父親の会社、ユロ氏の住む摩訶不思議なアパートや、映画に登場する人々の行動や仕草、ファッション、どこを取ってもフランスのエスプリにあふれた素敵な作品です。映画を通して見る、この時代のフランスがとても好きです。

 

 余談ですが、今朝ネットで読んだ全国紙リベラシオンの記事が、ユロ氏の波乱万丈な半生に触れていて、それを読んで少し驚きました。明るい陽射しの下でずっと生きてきたように見えるのに、人ってやっぱりいろいろあるんですね・・・。大変な使命を背負い、プレッシャーも半端ではないでしょうが、これからも頑張ってほしいな。フランスの隅っこから応援しています。

 

プチ・バトー(Petit Bateau)のニュースレターで学ぶフランス語表現

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 メールチェックをしたら、プチ・バトーフランスのニュースレターが届いていました。プチ・バトー大好きなんです。息子にずっと着せていましたが、最近は「小さい子の着る服だからいやだ。」とあまり着てくれなくなりました。寂しい限りです。

 

   ニュースレターは、2割引きのお知らせでした。プチ・バトーの洋服を着た可愛い子供たちの画像に重ねられた、"Une rentrée les doigts dans le nez !"いうフランス語のキャッチコピーが目に飛び込んできた時、フフフと思わず笑ってしまいました。

 

 "les doigts dans le nez"は、直訳では、「鼻の中の指(⁉)」、いったいどういう意味だと思いますか?

 

 実は、「簡単に、努力なしで」という意味なんです( ´∀` ) 。鼻をほじっていて(失礼)片手が塞がっていても、もう一方の手だけでできるくらい簡単だということです。

 

 例えば、こういう風に使えます。

”Il a écrit 100 pages de rapport les doigts dans le nez."

「彼は100ページのレポートを難なく書いてしまった。」

  

 最初にこの表現を聞いたときはびっくりしました。お洒落に聞こえるフランス語ですが、こんなことも言うんだ(当たり前だけど)。インパクトがあるので、広告のキャッチコピーにはもってこいでしょうね。

 

 発音は、「レ ドワ ドン ル ネ」。もしフランス語で、「そんなの超簡単よ~。」なんて言う機会があれば使ってみて下さい。とは言ってもとても砕けた表現なので、相手を選んでくださいね(笑)!

 

 

 ちょっと使う勇気がない、という方のために、「とても簡単」という意味の類似表現を、下にいくつか挙げておきます(Wiktionnaire参照)。
 
  • "C'est du gâteau."
  • "C'est de la tarte."
 
 「試験どうだった?(Comment s'est passé ton examen ?)」「いやー超簡単だった!(C'était du gâteau !)」なんて時に使えます。辞書には、"du gâteau(お菓子)" "de la tarte(タルト)"の他に、"du mille-feuilles (ミルフィーユ)"を使ってもよいと書いてありますが、これは聞いたことがありません。ちなみに、「快適だ」という意味でも使えます。
 
 なんでお菓子なんだろうと疑問に思い、ロベール社の表現・成句辞典を調べてみました。デザートや甘いお菓子は、ジャーゴンで、簡単さや、楽しみを表すそうです。一般化されていますが、やはり砕けた口語表現です。

 

 このキャッチコピーですが、セールがあるから、新学期も子供に何を着せようか悩まなくても大丈夫、奥さん!という、購買ターゲットのママたちに向けたメッセージと、新学期なんて、楽々クリアだよ!という子供たちに向けたメッセージが混ざっているのかなと思ったのですが、どうなのでしょうね。