バスク日々の泡

フランスバスクでの日々の暮らしもろもろ

フランスで家づくり- 家の外観が出来てきました。

f:id:Zirimiri03:20180821150601j:plain

二ヴ川沿いのサロン・ド・テから見た景色



 先週から非常にいい陽気で、一日中居間の窓を開け放って、夏の爽やかな風を満喫しています。8月も後半になり、日が暮れるのが少し早くなってきた気がします。

 

 さて、長年温めてきた家づくりの計画が、今年ようやく始動しました。土地の購入、銀行の融資取り付け、建築許可の取得という難関を乗り越え、施工会社の選定、スケジューリング調整も終えてから(正直に言うと旦那に丸投げでした。感謝の言葉もございません)、夏前に日本に帰国した私たち。着工の時に不在だったので、旦那の仕事のパートナーに管理をお任せしました。パートナーは、私たちの家が建つ予定の村の外れに、3,4年前に自分で設計した家を建てて住んでいます。眺望に一目ぼれして買った土地が、たまたまパートナーの家の近くだったわけで、偶然とはいえ、今後のいろいろな便利を考えると幸運なことでした。

 

 7月下旬、私たちが日本に帰国している間に、木材建築専門の建築会社さんが、家の骨組みを一気に組み立て、また、断熱工事を行い壁を作ってくれました。骨組みは、アトリエであらかじめ木材を準備して、現地では組み立てるだけなので、短期でできるのだそうです。義理両親の友人の紹介でお世話になることになったこの会社、小規模ながらこだわりのあるお仕事をされています。会社のアトリエを訪問した時、整理整頓が行き届いていたのもここに決めた理由の一つでした。

 

 フランスに帰ってきて、早速家族で見に行ってきました。いらくさなどの雑草が人の背ほど生い茂っていただけで、何もなかった空き地の半分が更地になっていて、その上に骨組みだけとは言え、紛れもなく家が建っています。感慨無量でした。だって、他ならぬ自分たちの家なのですからね・・・。旦那が作ってくれた立体模型と、CGの完成図になるほどそっくり!当たり前かもしれませんが、素人の私は、眼の前にある建物のボリューム感が、CGを見て抱いていたイメージ通りなのにとても驚きました。

 

 私たちの家は、平屋ではなく、柱で持ち上げた2階部分が住居スペースになっている少しイレギュラーな家です。眺望を最大限に活用したかったのもありますが、一番の理由は、村の建築規制により、両隣に立っているやたら大きな家とボリュームを合わせなければならなかったためです。平屋だと建築許可が下りません。2階建ての大きな家を建てる理由も、資金もなかったので、1階部分をフリーの屋外スペースにして2階部分を住居にする策を、旦那が思い付いたのです。

 

 家のデザインはいたってシンプルで、長方形のはこ型で、その半分ほどを占める大きな居間を、眺望のある側にこしらえました。眺望側は全面ガラス張りで、居間の延長に広いバルコニーがあります。まだ2階部分に登る階段がないので中は覗けませんでしたが、バルコニーを下から見上げると、バルコニーを覆う屋根の内側の意匠がとても美しく、嬉しくなりました。そうそう、これが欲しかったんだ!ちなみに、規制により色、材質が指定された瓦は、下からは一切見えませんでした(涙)。

 

 もう一つの我が家の特徴は、天井が低いことです。フランスでは、アパートにしか住んだ経験しかありません。街中のアパートは、大概が古い建物の中にあり、天井が高いのです。現在住んでいるアパートも3mを優に超える高さです。天井が高いのは、確かに開放感があって良いのですが、自分たちにはどうもしっくり来なかったので、思い切って天井をかなり低くしました。ちょっと低くしすぎたかな・・・。実際生活し始めた時にどう感じるのか、ちょっとヒヤヒヤです・・・。まあ、旦那の感性を信じてみます(旦那のいち押しなので)。

 

 建築現場に行った時、旦那が「どう?この現場とても綺麗でしょう?すごいよね~。」とやたらに褒めていたのが面白かったな。日本にいた時は、家の建築現場なんかを見かけるといつも綺麗で、綺麗にしているのは当たり前のことだと思っていましたが、確かにこちらで見かける建築現場は、お世辞にも綺麗に整頓されているとは言えません・・・。ちょっとした異文化体験でした。