バスク日々の泡

フランスバスクでの日々の暮らしもろもろ

ベアルン地方、ソヴテール=ド=ベアルン(Sauveterre-de-Béarn)に新しくできたオーガニックワインのレストラン『La Légende』

f:id:Zirimiri03:20181010003442j:plain

(教会前の広場からピレネーが見える。ゴミ箱の存在に気付かず残念無念。)

 

 9月の終わりになりますが、知人の若いカップルが、私たちが今家を建てている村にほど近いソヴテール=ド=ベアルンというところにオーガニックのワインが飲める気軽なレストランをオープンさせたので、開店祝いの日にちろりと行ってまいりました。

 

 ベアルン地方は、日本ではあまり知られていないですが、今住むバスク地方のお隣さんどすー。

 

 ベアルン地方はアレクサンドル・デュマの有名な小説『三銃士』のゆかりの地です(ちゃんと読んだことがないので読んでみよー)。ベアルンの中心地はポー市で、世界史で習ったナントの勅令で有名なあのアンリ4世の生誕地でもあります。

 

 

f:id:Zirimiri03:20181010003356j:plain

 

 ソヴテールはとても小さな街ですが、その歴史は古く、街の中心に建つこじんまりした教会は中世(12世紀後半~13世紀前半)に建てられたものです。フランス語の読める方はすぐピンときたと思うのですが、ソヴテールという地名は、フランス語で「Terre Sauve(権力が及ばない地)」という意味で、中世においては教会が農奴や逃亡者、放浪者などの保護を行ったいわゆる自由村だったそうです。

 

 14世紀にはベアルンとフォアを治めていたガストン・フェビュスがソヴテール城に住み、街は大変栄えたそうです。この方は狩猟好きで、犬好きでも有名だったらしいですねー。ベアルンでは、アンリ4世とともに愛されている存在です。

 

 という訳で、中世の雰囲気を色濃く残している街なのですね。

  

 レストランは教会の前の3階建ての小さな家の1階、2階部分。友人がリノベーションしました。

 

f:id:Zirimiri03:20181010003500j:plain

 

 

f:id:Zirimiri03:20181010003616j:plain

 こんな風に外にテーブルを置いてるのはお祝いの日だけ思うのですが、色とりどりのテーブルクロスが可愛かったな。

f:id:Zirimiri03:20181010003649j:plain

f:id:Zirimiri03:20181010003635j:plain

 ちらっと見えてる暖炉で、炭火焼きをするらしい。

f:id:Zirimiri03:20181010003651j:plain

f:id:Zirimiri03:20181013015933j:plain

(1階部分は、人が多すぎて写真が撮れませんでした。)

 

 さりげなく置かれたオブジェや椅子なんかも、ふたりが一つ一つこだわって選んだのでしょう、いちいち素敵です。

 実はこの日は一日中ペンキ塗りに従事したので、疲れてしまって結局飲み物だけいただいてすぐにお暇しました。なので、お食事は後日のお楽しみにとっておきます。オーガニックワインがいただけるそうですが、私はオーガニックのフルーツジュースかな。

 

 夏は観光客で賑わうこの街も、オフシーズンは静かです。レストランの経営は簡単なことじゃないだろうけど、素敵なお店ですからぜひ頑張って続けて欲しいなと思います。もしフランス、ベアルン地方に来ることがあれば、ぜひ寄ってあげて下さいませ。

 

 ちなみにお店の名前『La Légende』は、ソヴテールにある石橋の名前から取ったもの。中世のころ、ベアルンからスペイン方面に抜ける際の関所となったのが"オロロン河にかかるこの橋だそう。ソヴテールのランドマークの橋の名を取るなんて、攻めてます。

 

 場所は街の真ん中にある教会のすぐ横。すぐに分かると思います。毎日営業ではないと思うので要問い合わせです。週末はやっていると思います。 

 

La Légende

64390 Sauveterre-De-Béarn, Aquitaine, France 
5 rue de l'Abbé Duplech

Tel : (+33) 09 86 68 99 47

 

 

今回ソヴテールについて参考にした仏語サイトはこちら↓ 情報盛りだくさんです。 

graphikdesigns.free.fr