バスク日々の泡

フランスバスクでの日々の暮らしもろもろ

【バイヨンヌ】おすすめの川沿いお散歩コース

 先週末の事ですが、久しぶりの青空につられてお散歩に行きました。雨・風・霰のひどいお天気が続いた1月でしたが、2月に入ってからはお天気の良い日も増えてきました。本当に嬉しいです!

 

 さて、4月には引っ越しの予定なので(あくまで予定。どうなることやら汗)、住み慣れた街にももうすぐさようならです。寂しいけど、仕方がない。人がみんな優しくて、ちょうど良いサイズ感で、美しくて、公共サービスも手厚くて、本当に住みやすい街でした。

 

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 1843年完成のバイヨンヌ市役所。一階部分のアーケードが特徴的で、ビダシュ(Bidache)やラース(Laas)などの地元の石材が使われています。劇場が併設されており、1階にはカフェやキオスクも入っています。

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 市役所を背にして、北に向かって歩き始めたところ。ここはアドゥール川と二ヴ川が合流する地点です。京都の出町柳みたいな感じでしょうか(京都も好きなので比べたいんです笑)。でもバスクの川はワイルドすぎるので、鴨川デルタのような憩いの場はありません。

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 合流地点手前、アドゥール河にはサンテスプリ(Saint-Esprit)橋という橋がかかっています。街の中心地から、この橋を渡ってバイヨンヌ駅に行けます。

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 橋横断中。後ろを振り向くと市役所が。

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 橋の上から北西方向を撮影。奥の丘の上に、木々で隠れて見えにくいですが、フランス陸軍の施設があります。この施設はルイ14世(太陽王)に仕えた軍事技術者ヴォーバンが17世紀中頃に作った星型要塞です。各地にある星型要塞は、「ヴォーバンの防衛施設群」として世界遺産にも登録されていますが、残念ながらバイヨンヌのそれは世界遺産に含まれていません。ちなみにGoogleマップの航空写真はこちら↓

 

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 橋からアドゥール川を撮影。干潮に近い時間帯でしたが、すごい水の量。何年かに一度は氾濫しています。

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 橋を渡って、街の中心地と川を挟んで反対側のサンテスプリ地区の川岸を歩きました。バイヨンヌの駅はサンテスプリ地区にあり、つい最近まで治安があまり良くありませんでしたが、最近再開発され、若いファミリー層などの新しい住民層が流入し、街が活気付いてきています。海に近いバスクの街は、TGV(新幹線)の時間短縮によって、パリやボルドーなど都市部から移住する人が増えています。旦那も職場は180km離れたボルドーですが、週1,2回の勤務なので、思い切って大好きなバスクに住むことを選んだのですが、良い選択でした。海も山も近いし、スペインも近いので、色んな風に楽しめます(という割にあまり満喫できていないのですが(・_・;)。

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 誰かがカモメにパンをあげていました。

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 ここは犬のトイレのようです。犬って決まった場所にトイレできるんでしょうか?

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 川沿いの美しい家々の一軒。こちらは家に名前を付けますが、この家の名前は、「カモメ」。

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 船着き場が一定の距離を置いて作られています。

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 鉄道橋の横にある遊歩道橋から、サンテスプリ橋を望む。だいぶ遠くに見えます。

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 濁っていますね。雨がたくさん降った後なので、余計です。

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 遊歩道橋。ちょうど、貨車が横をゆっくりと通っていました。

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 橋を渡り切りました。先日の記事にも書いたマルセル・ブロイヤーの設計した HLM(低所得者用住宅)が遠くに見えます。

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 1875年設立の漕艇クラブ。アドゥール川沿いにあります。

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 漕艇クラブを通り過ぎ、アドゥール川の川岸を離れ街の中心地に入って行きます。ルノートルの庭園のように美しく刈り込まれた植栽と、ヴォーバンの要塞。庶民的なバイヨンヌにはあまり似合わない風景。

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 プチ・バイヨンヌ地区にあるサンタンドレ教会。

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 職業高校です。保険・ソーシャルワーク、レストランやホテルのサービス、販売員などの職業に就く人のための高校です。分かりにくいですが、とても立派な建物なんですよ。

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 狭い路地の両側に、緑と赤で塗られた雨戸のアパルトマンがずらっと続く庶民的なプチバイヨンヌ地区の街並み。

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 プチバイヨンヌを出て二ヴ川にかかる橋を渡ります。午後は日当たりの良い川岸にカフェやバー、サロンドテのテーブルが並びます。みんな、お茶を飲んだり、お酒を飲んだりと自由に楽しんでいます。

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 水が溢れそうです^^;。

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 橋の上から、バイヨンヌのノートルダムと呼ばれるサント・マリー大聖堂の尖塔が街のどこからでも見えます。街のランドマーク的存在です。ちなみにサント・マリー大聖堂は、世界遺産であるサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の内の一つとして登録されているんですよ。

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 左に屋内マルシェ(市場)の建物が見えます。土曜は、ここら辺一帯で屋外市場が開かれとても賑やかです。

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 レヴォル(Revol)のクシャクシャのカップ(注・陶器です)に描かれたバスクの風景が素敵。

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 シャトー・ビュー(Chateau Vieux)と呼ばれる、中世(11世紀)に、ローマ時代のカストルム跡に建てられた城塞。今は軍の持ち物です。

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 パリにもあるデパート、ギャラリーラファイエット。アールデコ様式の建築がとても多いバイヨンヌ。第一次大戦後に軍が解放した街の南西部の開発が行われたため、ちょうどアール・デコの時期と重なりました。バイヨンヌのギャラリーラファイエットは、当時フランスバスクで最も活躍した、建築家とインテリアデザイナーだったゴメズ兄弟の作品です。他にもゴメズ兄弟は、バスクの伝統的な建築様式にモダンさをプラスしたネオバスクスタイルを確立したとしてバスクでは有名です。ギャラリーラファイエットの内部には、アトリエ・モーメジャンという地元の、当時インターナショナルに活動していたステンドグラス工房による美しいステンドグラスが見られます。ちなみに、モーメジャンのステンドグラスはサント・マリー大聖堂にもあります。

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 街の目抜き通りのティエール(Tiers)通りです。右手手前にギャラリーラファイエットの美しいガラスの庇マルキーズ、奥がシャトー・ビュー、左奥にサント・マリー大聖堂の尖塔が見えます。

 

 およそ4キロメートル、1時間弱のお散歩です(Googleマップ参照)。カテドラルを始め、歴史の古い街の南側地区は今回のお散歩では行けませんでしたが、また機会があればご紹介できればと思います。

 

 

 最後までお付き合いいただき有難うございました。

 

追記

この記事を書く時に"Le festin"という雑誌のバスク特集を参考にしました。フランスバスクを含むアキテーヌ地方の観光・文化情報誌です。写真がとても美しく、見るだけでも楽しいです。

Le Pays Basque en 101 sites et monuments | Le Festin

www.lefestin.net